「職場の人間関係」ってちょっと大げさかもしれませんが、人生の最大の悩みだと思いませんか?
きっと通りすがりの歩いている人をつかまえて「あなたの苦手なことって何ですか?」と聞いたら、かなり高い確率で「職場の人間関係」という答えが返ってくるかもしれません。
そもそも職場の人間関係をうまくやっていくこと自体、それはもう「至難の技」で、働いている中で職場の人間関係に悩むことは当然のことです。
だって、いろんな性格や価値観の人がいて、いろふんな利害や思惑がドロドロと渦巻く中で、いろんな人とうまく付き合っていく必要があるからなんです。
あなたも予想外のトラブルに襲われたり、 思い出したくもない失敗をしてしまったりした覚えがありませんか?
とはいえ、むやみに怖がらなくてもいいんです。
ポイントを押さえて、ややこしさを乗り切るコツさえつかむことができたら、あたの職場の人間関係の悩みが消えて今よりずっとラクになります。
ここでは「職場の人間関係」に悩んでしまうのはなぜなんだろうと、疑問に思っているあなたにぜひ身につけてもらいたい
職場の人間関係の7つの【そもそも論】
をご紹介します。
そもそも職場の人間関係は面倒くさい!
あなたは、毎日職場で人間関係に悩んでいるのかもしれません。
もしくは、自分の人間関係のスキルに自信がないのかもしれません。
でも心配しなくてもいいんですよ。
そんなふうに苦手意識を持っているあなたこそ、職場の人間関係をマスターするうえでとても恵まれた性格の持ち主なんです。
鈍感な人や無神経な人や自己チューな人、ようはあなたのストレスの種になるような人は悲しいことに人間関係に悩んだりしません。
そのかわり、いつまでたってもそのままなんですね。
その点、職場の人間関係に悩みがちで自信のないあなたの中には、すごく敏感なセンサーや想像力が備わっています。
それはあなたの優れたアイテムなんです。
そもそも職場の人間関係って悩むだけでないんです
ややこしさに悩まされていると、職場の人間関係は面倒でやっかいなものと思ってしまいがちですよね。
でも、職場の人間関係は悩むだけでなく、実はたくさんの恩恵を与えてくれることに気が付いていますか?
そこに目を向けずに、邪魔者扱いするのはちょっともったいんですね。
必要以上に怖がったり、避けたりしていたらせっかくの恩恵を受けられません。
あなたの悩みやピンチから救ってくれるのも実は職場の人間関係なんです。
そこに気が付けばあなたはバランスのいい自分のスタンスを見つけることができます。
例えば、上司や後輩との関係と、親と自分との関係とでは、心地よい距離間は大きく違ってきます。
職場の人間関係に悩むあなたのストレスは、この絶妙な距離感が原因となりがちなんですね。
距離の近さに甘えてしんどくなったり、お互いが思っている距離が食い違っていたりなど、そこに悲劇が生まれてしまいます。
親と自分の関係ではあえて一定の距離をとった方がうまくいくかもしれません。
まして上司や後輩との関係のほとんどは、しょせん「仕事の付き合い」にすぎません。
ムリして相手を変えてやろうとか、もっと仲良くなろうとか思う必要はないし、期待するのも図々しいですよね。
「ちょうどいい距離」を意識すれば、心地よい職場の人間関係が築けるようになります。
そもそも職場の人間関係って?
「職場の人間関係」と「子どもの人間関係」とは何が違うんでしょうか。
何と思われようと言いたいことを言いたい、その時の気分でイイ、ワルイの返事をしたい、相手がイヤな気分になろうが怒らせようが、知ったこっちゃない・・・それは完全に「子どもの人間関係」です。
これができたら気楽です。
でも楽しくはないですね。
ルールを知った上で練習をかさねて、うまくなればなるほど、いろんなことができるようになればなるほど、その魅力とか醍醐味とかといったものを感じることができます。
たとえばスポーツをやるときてでも、ルールを無視して自分中心でやってもぜんぜん楽しくないもんです。
職場の人間関係も実は同じです。職場のルールを守りつつ、テクニックを使えるようになることで、あなたも必ず人間関係の面白さやありがたさを感じることができるようになるのです。
そもそも年齢によって役割も心境も変わっていくものなのです。
あなたの「大人力」と中年上司の「大人力」はまったく違うものです。
長くいきていれば、その分色んな人に会ったり、いろんな経験を積んだりします。
人間関係の「大人力」も20代のころは「あ〜どうしよう…」とあわてるトラブルでも、中年になったら落ち着いて対処できるなど、それなりに人間って進化するものなんです。
それと同時に年齢によって役割や心境も変化します。
それについてはどちらがいいとも言えないんですね。
若い場合は、仕事でも人間関係でも果敢にチャレンジして新しいものを見つけていくことが大切です。
いっぽう中年は、経験とか知識を踏まえて、何を守って何を捨てるかを判断することが大切。
また、20代のあなたはエネルギッシュで血気盛んですが、中年は若者にない包容力を持っています。
そういう違いを理解して、今のあなたに必要な大人力、発揮すべき大人力を見つけましょう。
あわてて背伸びする必要はないし、いつまでも若いつもりでいる必要はないですよ。
そもそも避けては通れない【役職と収入との関係】があるんです
役職や収入なんて関係ない!と目をそらすのはよくないです。
新人のころは同僚と気軽に付き合えていたのに、ある程度の月日が経つと、目に見えて役職や収入の差が出てくるのは仕方のないことです。
言うまでもないんですが、役職が上だから偉くて給料が多いとか、下だから偉くなくて給料が少ないという話しではありません。
そもそも「同僚どうしなんだから、そんなの関係ない」と言いたいところですが、それをやってしまうと職場の人間関係としてややこしくなりがちなんです。
デリケートな問題ですが、避けては通れない道です。
ムリに目をそらすのではなく、低い側が高い側に対して、たまにうらやましがったり、稼いでいるヤツ扱いするのが、お互いにとってラクな大人の対処方かもしれませんね。
ただし、高い側が素直に金持ち面するのはNGですよ。
かといって庶民面するのも、もっとNGです。
そもそも【大人】であるはずなんです
「大人」と「子ども」の違いって分かりますか?
当たり前なんですが、年齢を重ねるだけで、自動的に「大人」になれるわけではありませんよね。
周囲に「この人、大人だな」と思われるのはもちろん、一目置いてもらうためには、日頃から大人な振る舞いができるかどうかが大切です。
そして、大人の振る舞いをするためには、大人としての考え方や心構えを身に着ける必要があります。いろいろな大人の条件がありますが、まずは、次の3つの条件を満たすことを目指してください。
どれも大人の基本で、永遠の課題でもあります。
怒ってもいい場面で穏やかな態度を取れる
後輩や取引先がポカした、友だちが約束を忘れていた、酒の席で失礼なことを言われた・・・。
そうした「怒ってもいい場面」で、感情を表に出して素直に怒るのは、大人として未熟でもったいない反応です。
穏やかな態度をとりつつ、適切な対応を考えたり、冷静に講義したりするのがベストです。そうすることで、あなたは周囲に大人っぷりを示せるし、何よりもあなたの心の中のマイナスの感情を最小限に抑えることができるんです。
その場にいる全員の立場や気持ちを理解できる
大人としては、あなたの目だけで物事を見るのではなく、自分を離れて、状況を客観的に見る視点を持つことが大切。
その視点では、あなた自身も観察の対象です。
仕事の打ち合わせにしても、オフィスでのミーティングにしても、自分の立場や気持ちばかりを優先していては、物事はうまく進まないんです。
その場にいる全員の立場や気持ちを理解することで、結果的に大きな成果につながり、あなたの評価も上がるものです。
大人は人のためならず、です。
起きてしまったことは前向きに受け止める
時間は戻りません。後悔や反省は、言い訳やないものねだりという一面もあります。
仕事で悪い結果が出たり、先輩のせいでミスしても「悪者」を探しているヒマがあったら、今の時点で何ができるかを考えるべきです。
頑張って前向きに受け止めることで、マイナスをプラスに変えることができるし、大人としての底力や強さがあなたに備わります。
そもそも仕事のルールを知っていますか?
いろんなことに完璧を求めない
自分のことでさえ、思うように行動したり心を穏やかに保ったりできないものなんです。
まして、身の回りの出来事や他人の気持ちがままならないというのは当たりなんです。
完璧を求めても、イライラとか不満が溜まるだけ。
「ま、いいか」と大らかに許す気持ちを持ってはどうですか?
価値観や感じ方の違いを認める
目玉焼きにしょう油をかけようがソースをかけようが、どちらが正解というものはありません。
価値観や感じ方は人それぞれであると認めることが大前提です。
自分の感情を基準に他人を批判するのは大人としてはお粗末な感じですね。
不機嫌という暴力を振るわない
腹の中で何を思っていてもそれは自由ですが、大人には気持ちをそのまま顔に出す自由はありませんよね。
不機嫌な態度は、あなたにその態度はなくても、周囲に気づかいを強制して、空気をみだします。
自分勝手で無神経な暴力と言えますよね。
自分の人生に覚悟と責任を持つ
何かとまとまらないのが人生ですが、時代とか運命を呪ったところでいことって何一つありません。いいことも含めて、それがあなたの人生だという覚悟と責任をもちたいものです。その上で、なるべくいい人生にするため全力であがいてはどうでしょうか?
まとめ
いかがでしたか?今回ご紹介した「絶対に外せない7つの基本」は今のあなたに是非身につけてほしいテクニックです。
これさえマスターできれば、職場であなたはもっとラクに生きていけます。
それを踏まえた上で、職場の人間関係に磨きをかけていってください。